今日は1月21日、ライバルが手を結ぶ日として知られています。1866年のこの日、坂本龍馬らの仲介により、当時敵対していた薩摩藩と長州藩が京都で会見し、薩長同盟を結びました。この出来事は、後の明治維新に大きな影響を与えたとされています。
薩長同盟の背景と意義
幕末の日本では、開国か攘夷かを巡って各藩の立場が分かれていました。薩摩藩は幕府の開国路線を支持し、緩やかな幕政改革を目指していましたが、長州藩は急進的な攘夷論を唱え、倒幕を志向していました。さらに、1864年の禁門の変(蛤御門の変)では、両藩が直接武力衝突し、長州藩が敗北するなど、両者の関係は極めて険悪でした。
しかし、坂本龍馬や中岡慎太郎らの尽力により、共通の目的である倒幕を実現するため、両藩は手を結ぶことを決意しました。1866年1月21日、京都で薩摩藩の西郷隆盛と小松帯刀、長州藩の木戸孝允(桂小五郎)らが会見し、薩長同盟が成立しました。この同盟は、幕府に対抗する強力な基盤を築き、明治維新への道筋を開く重要な転換点となりました。