今日は2月13日、苗字制定記念日です。1875年(明治8年)のこの日、明治政府は「平民苗字必称義務令」を公布し、すべての国民に苗字を名乗ることを義務づけました。それまで苗字は主に武士や貴族が名乗るもので、一般庶民には必須ではありませんでした。しかし、近代国家の形成に伴い、戸籍制度の整備が必要となり、全ての国民が苗字を持つことが求められたのです。


私の名字の由来と家族の歴史

私の名字は「田中」です。日本では非常に一般的な名字で、由来としては「田んぼの中に住む人」や「田んぼの中にある家」などが挙げられます。祖父母から聞いた話では、私たちの家系は代々農業を営んでおり、広大な田畑を所有していたそうです。そのため、「田中」という名字は私たちの家族の歴史と深く結びついています。

幼い頃、夏休みに祖父母の家を訪れると、広い田んぼが広がっていました。朝早くから祖父と一緒に田んぼの手入れを手伝ったり、稲刈りの時期には家族総出で作業をしたりと、農業の大変さと喜びを肌で感じました。その経験は、私にとって貴重な思い出であり、名字に込められた意味を実感する機会でもありました。


苗字制定記念日に寄せて

今日は苗字制定記念日ということで、自分の名字の由来や家族の歴史について改めて考える機会となりました。名字は単なる呼称ではなく、家族の歴史や地域との繋がりを示す大切なものです。現代では当たり前のように使っている名字ですが、その背景には先人たちの努力や思いが込められています。これからも自分の名字に誇りを持ち、家族の歴史を大切にしていきたいと思います。


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