今日は2月10日、海の安全祈念日です。この日は、2001年に発生した「えひめ丸事故」を追悼し、実習船をはじめとする船舶の安全を祈願するために制定されました。2001年2月10日、愛媛県立宇和島水産高校の実習船「えひめ丸」が、ハワイ沖でアメリカ海軍の原子力潜水艦と衝突し沈没。乗組員35人のうち、教員5人と生徒4人が犠牲となりました。この悲劇を忘れないために、2003年に全国水産高等学校長協会がこの日を制定しました。


私と海の思い出

私が初めて海に出たのは、小学生の夏休みでした。家族で訪れた海水浴場で、初めて見る広大な海に胸を躍らせたのを覚えています。波打ち際で遊んだり、砂浜で砂の城を作ったりと、楽しい思い出がたくさんあります。しかし、その一方で、母から「海は楽しいけれど、危険もあるから注意しなさい」と何度も言われたことも記憶に残っています。実際、遠浅に見えた海でも急に深くなる場所があり、足を取られて慌てた経験もありました。このような経験から、海の美しさと同時に、その危険性も学びました。

大学生の頃、友人たちとヨットを借りてクルージングを楽しんだことがあります。穏やかな天候の中、帆を張って進むヨットは爽快で、海風が心地よかったです。しかし、突然の天候の変化で波が高くなり、船酔いする友人も出てしまいました。幸い大事には至りませんでしたが、この経験から海の状況は常に変化するものであり、油断は禁物だと痛感しました。


海の安全祈念日に寄せて

今日は海の安全祈念日ということで、海洋事故のニュースやドキュメンタリーをいくつか見返しました。特に「えひめ丸事故」の映像は胸が痛みました。若い命が失われたこと、そしてその後の遺族の方々の苦しみを思うと、言葉になりません。このような悲劇を二度と繰り返さないためにも、私たち一人ひとりが海の危険性を理解し、安全に対する意識を高めることが重要だと感じました。

また、海に関わる仕事をしている友人とも連絡を取り、彼の安全への取り組みや現場の状況を聞くことができました。彼は「日々の安全確認と訓練が、事故を未然に防ぐ鍵だ」と話しており、その言葉に深く共感しました。私自身も、海に出る機会があれば、しっかりと準備をし、安全を最優先に考えたいと思います。


海の安全祈念日を通じて、海の美しさと同時に、その危険性を再認識することができました。これからも、海と安全に向き合い、楽しい思い出を作り続けていきたいと思います。


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