今日は2月8日、郵便マークの日です。1887年(明治20年)のこの日、逓信省(現在の日本郵政の前身)が郵便マークとして「〒」の使用を決定しました。このマークは、逓信の「テイ」をカタカナの「テ」に見立ててデザインされたと言われています。
手紙と私の思い出
私が初めて手紙を書いたのは小学生の頃でした。夏休みの自由研究の一環で、遠く離れた祖父母に近況を伝えるために書いたものです。拙い文字で一生懸命に書いた手紙に、祖母から丁寧な返事が届いたときの嬉しさは今でも忘れられません。その手紙には、祖母の優しい言葉とともに、手作りの押し花が同封されており、封を開けた瞬間に花の香りが広がったのを覚えています。
また、中学生の頃には、文通が流行していました。同じ趣味を持つ友人と手紙を交換し、好きな音楽や映画の話で盛り上がったものです。メールやSNSが普及していなかった時代、手紙は大切なコミュニケーション手段であり、相手のことを思いながら便箋を選び、ペンを走らせる時間は特別なものでした。
今日の出来事
郵便マークの日にちなみ、今日は久しぶりに手紙を書いてみることにしました。相手は大学時代の親友で、最近は忙しさにかまけて連絡を取れていませんでした。便箋と封筒を用意し、近況や懐かしい思い出、そしてまた会いたいという気持ちを綴りました。手紙を書き終え、封を閉じて切手を貼ると、なんとも言えない達成感と温かい気持ちになりました。明日、郵便局に持って行って投函しようと思います。
また、今日は郵便局で記念切手の展示会が開催されていると聞き、足を運んでみました。色とりどりの切手が並ぶ中、季節の花や風景、歴史的人物など、さまざまなデザインがあり、その美しさに見入ってしまいました。特に、昭和初期のレトロなデザインの切手は、時代の雰囲気が感じられてとても魅力的でした。いくつかの記念切手を購入し、これから手紙を書くときに使おうと思います。
デジタル化が進む現代、手紙を書く機会は減ってしまいましたが、手書きの文字にはやはり特別な温かさがあります。郵便マークの日をきっかけに、これからも時折手紙を書いて、大切な人との絆を深めていきたいと感じた一日でした。